純然たる恐怖映画 (オススメ!)

宇宙戦争』を観てきた。


近年まれにみるSFホラーの名作『ドーン・オブ・ザ・デッド』も一緒に観たajian氏と一緒に観たっつーのは何か因縁を感じるものがある。
というのは、(まあ既に観た方も多いだろうが)かなり悪意に溢れた絶望的な『滅亡映画』になっていたからである。
ライド映画感覚で子供なんか連れてった日にはトラウマです。
問題があるとすれば、会社側の意向だろうが(物理的にも、物語の運び的にも、物語が提示するモラル的にも)明らかに死んだ人間がラストになって生きていることが判明すること。
それじゃあトムが(そしてハリウッドが)やっと搾り出したあの感動的な台詞の意味がなくなっちゃうじゃん。
お話自体は、民間人のおっさんが命からがらへんな化け物から逃げ回るってそれだけのもの。
只、だからこそスピルバーグが表現したかっただろう戦争の恐ろしさは十二分に出てました。


オススメです。