2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

呼び出し音

鬱屈した製作状況に毒を吐き乍らのスタッフルーム。いかんいかん、と思いつつ何も決定できない同僚の、意見を求めてくる声に語気を荒くしてしまう。 自分が思うように仕事出来ればいいや、作品が駄目なのは台本段階で宿命づけられたことだし、などという諦め…

死者の書

現場側としてはネクロノミコンにも等しい駄異本を手に右往左往の毎日。 想像力も慎みもない愚者の文章に怒りを感じつつ勤め続ける。 上司から『デイ・オブ・ザ・デッド』(リメイク)のチラシを貰う。一気に観る気が萎える素晴らしいデザインに眩暈。 皆さん…

ロメロの新作

昨夜、スタッフルームで久々に米アマゾンでDVD注文。 非常に評判が悪い『デイ・オブ・ザ・デッド』リメイク、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』『ミスト』『クローバーフィールド』。 ・・・全部世界が終わる作品だな。 ま、折角映画なんだから嘘はデッカイ…

色のある世界から

祖父が撮りためていた写真を作品中に使おうと思い立ち、昨晩は久方ぶりの地元へ。 自分の祖父は戦前から某新聞社に記者兼カメラマンとして勤務しており、昭和二十年前後という時代でも、家族写真を撮り続けることができた幸運な人であった。 今現在自分が関…

ジミーでサンティアゴでバカ

駄目映画について。 自分が駄目映画ちう物の存在に気付いたのはいつ頃だったろうか? 親父に毎週末連れて行かれた近所のビデオ屋で、毎回30分以上掛けてジャケットを吟味していた小学生時代に観た作品には、強烈な失望を味わった記憶が無い。ラストだけ強烈…

truely true

「昭和の写真」って、昭和の有名写真家たち一人につき一冊出したシリーズ本を読んだ。 ガツンと頭を叩かれたような衝撃。いい写真ってほんと、いい。謙虚な写真家たちの姿勢にも感銘。「写真は芸術ではない。あるいは「芸」であり「術」ではあるかもしれない…

元気です。

色々と試行錯誤の結果、携帯で映画を鑑賞出来るように。液晶画面で見る『ゾンビ』もおつなものであるよ。ふむ。

脳内総員配置

今回の作品、昭和二十年八月が舞台なのであるが、調べ物がこんなに面白い仕事は初めてである。作品自体の台本の酷さに対する悪感情をあるいは救ってくれるかもしれない。 例えば、八月に入って佐世保港に入港し、そのまま終戦を迎えた潜水艦の日誌を見た。 …