2006-01-01から1年間の記事一覧

肉屋2

カナダの自主ゾンビ映画『ミートマーケット』の二作目を観る。 観る前の情報から期待はしていなかったが、近年の心無い駄目ゾンビ映画群の中にあっては中々しっかりした出来の一本だった。 少なくとも監督はクソ映画に対する造詣は深いらしく、その引用の仕…

Jeepers Creepers 2

『ヒューマン・キャッチャー』を、布団に包まって観る。 昨年末頃買って、冒頭20分で失望して止めていた続きである。 初見時は、前作で分かっている内容を改めて語らず「既成事実」として進める演出に欺瞞を感じてビデオを停めてしまったのだった。 ところで…

thumbtripping

これから年末にかけて日本画/現代美術の新鋭・早川剛氏の個展の手伝い、引越し、作品制作と自分的に楽しいはずのイヴェントが目白押しな折、すごい風邪を引く。 どのくらい凄いかといえば、突然片方のミミが聞こえなくなるくらい。 なんか耳鳴りするなあ?…

R.I.P.

『地獄の貴婦人』のフランシス・ジロ監督が、死んだ。 日野浩一の『ホラー大全科』でスチルを見て震え上がったのが小学校…低学年だと思う。 今はただ死を悼もう。スパゲッティ・ナポリタンでも食べて。

明日はスタジオ入り

思うところあり、ビデオを大量に処分する。つらつらと解説文を書いていく。 同じ姿勢で作業をすると、先ごろの仕事で傷めた背中が痛くなる。 階下で体の悪いばあちゃんが「イタタタタ…」と声を上げる。無性に切なくなる。 昨日大和のビデオ屋でエクストリー…

LIFE STINKS

別に今の心境ではない。 メル・ブルックスの秀作コメディであり、自分の中でベストのメル映画の原題である。邦題は酷すぎて紹介する気にならない。興味のある方は調べてみてください。 今日、『プロデューサーズ』('69)に続いてメルが発表した初期の作品『…

疾レ

ボーイズ・オン・ザ・ラン第四巻を読む。 読んでいる途中から緊張しっぱなし。内容による緊張も勿論あるが、同作者の『ルサンチマン』が四巻で終わってしまったことを考え、展開のそれっぽさから四巻で終わりなのか?!と勘ぐりながら読んだ為である。 誰か…

まるいもの

仕事最終日が明けた一日目。 久々に、小学校の頃よく遊んだ山の裾にある沼、通称「はす池」付近まで自転車を走らせる。 とあるショート映像のロケハンである。弟と連れ立っていく。 カラスウリがオレンジ色や朱色に染まって、冬枯れた木々に艶やかな色を絡ま…

考え中

今回の作品、消防署の火災調査官が主人公ということもあって火を使用する撮影が多いのだが、お陰で先日のぼせてコップ一杯くらいの鼻血を出してしまった(さすがに病院に運ばれた)。 大事な人に心配をかけてまでやるべき仕事なのか? 本来大事に思っている…

怪獣映画…いい。

自室でも出来る調べものをする為に会社へ顔を出さずに部屋に籠る。 だって大映のスタッフルーム狭いんだもの。 調べものは超理系な事柄。きっと阿呆な脚本家が下調べせずに書き飛ばしたりしなければ一生疑問に思わなかっただろう。 その内容とは、 「氷の容…

ふるきよきB級映画

今回の仕事(大映テレビ製作の『火災調査官 紅蓮次郎』7作目)の勉強のために、最近このシリーズを1から見まくっている。 映画の仕事をを暫くした後にテレビの仕事が続いている今、思う。何かとテレビ作品をバカにしたがっていたこれまでの自分に疑問符。…

こげ茶色ルームメイト

仕事が始まった。 またしても二時間である。 脚本をたっぷり二ヶ月間書かせてもらったことでもあるし、今回のチーフが映画を良くやる人なので、特に迷うことなく受けた。 で、一人暮らし再開である。 別に田舎に引っ込んでたわけではない。ここのところ実家…

SECRET

一歩すすむごとに新しく立ち現れる風景。 そんな場所を、僕は隠し持っている。 そこは、ずっと昔から存在するからこその確かさで、僕の意思なんかまるでお構いなしに、そこに在る。 脆弱な街の景色を抜けないと到達できない場所に在り、だからこそ帰り道は急…

海が見えるまでの間

四日ほど前に、根府川の岩場で泳いできた。 海までの道のりは、ぼろぼろのコンクリートや古い木造家屋、魚屋、不自然に新しい郵便局が並ぶ。 それら全てに、僕が生まれる前からずっとそこにあり続けた風情が濃厚に漂い、そうか、これだ。今書いている脚本に…

DAMNED KINDRED

誰もが、きっと一つくらいは、反射的に嫌悪感を感じてしまうものを持っているのだろうか。 自分がふた親の血を引いていると意識した時、僕は嫌悪感を感じる。 そして彼らと同じような精神的構造の端緒を、おぞましいことに自分の中に感じることもあって、 誰…

わかる人にしかわからない

やばいです。 『デモーニック・トイズ』と『パペット・マスター』、両作の殺人人形が対決する作品『パペットマスターと悪魔のおもちゃ工場』が新作としてDVDリリースされた。観たい。監督は『サブスピーシーズ2』のテッド・ニコラウ。ああやばい。観たい! …

ジョージ・A・ロメロに捧げる

今日でマンガが描き終わる(かも知れない)。 自分が以前から企画していた短編映画集の一話目を漫画化したもの。 プロデューサーの元にはこれと企画書を持っていくつもり。 画像は昨日西荻で撮った表紙用の写真。 西荻窪って結構いい古本屋とかレコード屋が…

侵入貨物

『エイリアン・カーゴ』なる作品を観たんですが、これ基本的には『ライフポッド』『スペース・トラップ』みたいな(日本だと『宇宙貨物船レムナント6』)宇宙船密室犯人探しサスペンスなんだけども、人間同士の無重力空間での(宇宙服を着たままの=ビジュ…

生きる

久しぶりにマンガを描く。 前回は自分の知らないマンガのネームを漫画化するという作業だったが、今度はオリジナルである。 二年以上前にとある温泉街を訪ねた時に思い付いたアイディア。 マンガを描く作業は、久々の「表現」の具合はどうかって? 楽しいよ…

今日の再確認事項

今日は二本映画を観たが、その両方が満足のいく出来だった。B級作品(しかも古い)を選んだにも拘らず。 両作のポイントは、B級だが(だからこそ)つくりが丁寧なこと。 行動の理由付け、キャラの書き込み、それが出来た上でのスパイスとしての「突発性」の…

すごい

自分も色んな映画の惹句を見てきたが、これは…(黄色部分)。 これが成立するなら何でもありだよなあ。 今まで見た中で一番大雑把な括りだな。別に南米は放ってないって。 最近のジャケットってセンスのなさにセンスがない、って感じがする。 無意識の駄目さ…

One teeth short

久方ぶりにカゼをひく。 就職して一年目、殺人的な作品を終えた直後に一人暮らしの部屋で風邪で死にかけて以来、風邪と風邪の間のスパン自体は長くなっているのだが、やはりひくものはひく。 藤沢で静養しているのだが、この暑さで静養といえるものになって…

愛もない。

ここのところ購入するビデオ購入するビデオ解説文が面白くて困るのだが、ここにきて真打ちとも言える作品『恐怖の火あぶり』を発見。 何か詩的ですらある。 今日Hi8が届く。早速起動確認。自分が高校時代に撮影(記録?)したテープを問題なく再生してくれる…

落札。

過去撮ってきた作品の素材をDVDに吸い出すため、Hi8カメラをヤフオクで落札。 思えば七年目に達しようとしているヤフオク生活だが、落札者になったのはこれが初めてか。なんにせよ手に入ってよかった。後は不良品が送られてこないことを祈るばかりである。 …

ユアン・マクレガー最高傑作

『アイランド』を観る。 これ映像の技術の上がった『ジャッジ・ドレッド』じゃん。 脳がないなら頭の必要な作品を撮っちゃ駄目だよ、マイケル。 ランニングタイム半分までは編集のシャープさ、チェイスの迫力(PMエンターテイメント並みには迫力あります)に…

ころした人数

今日はいきなり下らないネタ。 '80年代にビバリーヒルズビデオという海賊盤専門の会社から出た妖しい『デスレース2000年』のジャケットより。 ちなみに監督名は「ポール・バーテル」だったはずです。 内容がかぶってるところもいいですね。同じことを何回も…

So let’s get the...whatever you want.

盟友、Yと久々に会う。 前述の仕事では随分と某職業の考証で世話になったので、土産を渡しに彼の自宅へ。 食事がてら、久々に自転車を走らす。 海へ。 写真を撮る。 思うさま「仕事」と逆ベクトルに体を動かす。 気持ちがいい。 茅ヶ崎の海岸まで来た勢いで…

ナシゴレング

自分が人様に自信を持って提供できる自前料理のひとつ、ナシゴレンを作る。 …が、五日前の特売で買ったバラ肉を使いきろうと一パック入れたのが失敗の元。 滅茶苦茶脂っぽい。 ギラギラした肉体労働者用食物と化してしまった。 いや、自分は現場の経験から知…

夕焼けの効能

今日、久々に赤紫の夕焼けを見た。 梅雨時にこんな色の空を見られるのは稀有なことじゃあないだろうか。 余りにあざやかで、カメラを持って比較的空が広い階段の窓へ走る。 アングルを変え、天地の比率を変えて撮っていく間にも、その色は変わっていく。 フ…

無残

『スピーシーズ3』を観た。 『2』で味わった一作目をすべて無駄にしたストーリー、ピーター・メダック監督の完璧なボケ振りに懲りていたにも関わらず、近所のビデオ屋で投げ売りされていたDVDを買ってしまったのだ。 一作目はギーガーがデザインしたフルCG…