肉屋2
カナダの自主ゾンビ映画『ミートマーケット』の二作目を観る。
観る前の情報から期待はしていなかったが、近年の心無い駄目ゾンビ映画群の中にあっては中々しっかりした出来の一本だった。
少なくとも監督はクソ映画に対する造詣は深いらしく、その引用の仕方も『新・死霊のはらわた』などに比べれば全然センスと慎みを感じる。
『猟奇!食人鬼の島』や『サンゲリア2』なんていう映画でも観ておくものだなあ。
同じ自主映画でも、きっと『チルドレン・オブ・ザ・デッド』の監督なんてそれすら観ていないだろう。
ゾンビのメイクや残虐シーン、アフターアポカリプスの雰囲気(のみ。ディティールを作りこむ頭は無かったようだ)を見せる、という目的意識もはっきりしていて観やすい。
引っ越して最初に観た映画がこれか…。
いや、既観の作品としては『ノーバディーズ・フール』を観たけれども。
引越した先もビデオ屋に恵まれて、大泉が恋しくなるようなこともなさそうである。