ああアヴァター・・・!

hellbeyond2009-12-29

 アバター寝坊しました。はい。
 六本木シネマズのチケ予約までしたのに〜!


 昨夜遅くまで景気づけの続きをしていた結果がコレである。
 あの後クライヴ・バーカー・プレゼンツ『セイント・シナー』を観ていたのだ。
 どうやって(どのような映像効果で)ラテックスの塊、もしくはジェルを塗ったくった役者を観客の目に「異形の魔物」として捉えさせるか?この作品は彼がそういった『ヘルレイザー』のころ志向・標榜していた命題に立ち返った求道ホラーの小品である。
 当然二千年以降の作品であるからしてCGもそこかしこに使用されているものの、逆回、照明効果・編集効果など映画創世記から使用されてきた「目立たないからこそ観客の考えが及ばない」効果が大きくムードに貢献している。
 『ヘルレイザー』一作目のメイン・クリーチャー「エンジニア」(回廊を追ってくる赤子とサソリの相の子)が異様に見えたのは、見たことのない動きを見せてくれたからだった。それは一見逆立ちに見えるスーツの中に「人が真っ直ぐ立って入る」という単純な発想から生まれたもの。
 彼のこういった精神を受け継がなかった(もしくは受け継がせてもらえなかった)北村某監督の失望映画が今もって本邦公開されないのは当然のことなのである。


 ところでまたこれも邦題!!『セイント・ソード』って見事に印象を薄くしている。やる気ある?
 しかも主人公が劇中持ってるのはソードじゃなくてダガーだろ。