i robot

hellbeyond2005-01-30

この間台所で探し物をしていて、以前付き合ってた娘が残していったインド風カレー粉を見つけた。ンで、今日思い立ってカレーを作る。
近所のいなげやでカレーセットなるじゃがいも、にんじん、たまねぎの詰め合わせとなす、そしてひき肉を買ってくる。
作り方は以前見ていたので見よう見まねで。
いま奴さんは台所でコトコトいってます。


料理はいいね。
昨日話した録音技師さんが、「趣味は釣りがいいよ。釣ってる間は何も考えないから」って言ってたけど、多分同じ感じだろうか。
何も考えないったって何かは考えてるだろうけど。どちらかといえばぼーっと考えて頭を整理する時間かも。


今日は『ノーティス』の追加撮影分で必要なものの手配、製作をするつもり。
あと副業のビデオ販売の商品仕入れにも行こう。


カレーを食べながら『フィールド・オブ・ドリームス』(吹替版)を観る。
食べ終わって、『ノーティス』用の劇用(映画内使用)書類を作りながらTVで掛け続ける。素晴らしい。やばい。やっぱこれは人生ベスト10作品に入りそう。
初めて観たのは10数年前か。
とても楽観的な希望に溢れた映画だけれど、その希望が凄く頼り無げで、一歩でも道を踏み外せば消えて無くなってしまいそうな…。


…で、
帰宅途中の古本屋で『高校アフロ田中』4〜9巻買って一気読み。
実は9巻と『中退アフロ』の1巻を先に読んじゃってたのだ。
なので丁度ロボとデブが別れた所から話が始まっていたのだけど、これで全部繋がった。
…ロォォボー!!
切ねえ。ajianさんも言ってたが、多分これギャグ漫画だからいいんだよね。
作り手として、客観的な視点は持ち続けていたいものです。
しかし、ここまでイノセントなキャラを出してきて読み手を白けさせないこの漫画家、凄い。そこまでの話で培ってきた「客観=笑い」と「主観=駄目野郎の悲哀」のバランスがあるからこそですな。
ギャグ漫画に限らず、「作品」っていかに作家が自分の過去に対するヘンな自意識を捨てられるか、が面白さの鍵だと思った。