蜘蛛騒動

hellbeyond2005-01-31

『スパイダー・パニック』('02)最高ウォーー!!


トレマーズ』『ブロブ』『BATS/蝙蝠地獄』『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ザ・グリード』『スターシップ・トゥルーパーズ』『バタリアン2』『X-FILES』。
以上の作品に何がしか感じる所のある人は、映画『スパイダー・パニック』は至福の作品となるので、絶対に看過は許しません。マジで。
いや〜、ここの所『スパイダーズ』の1&2、『アラクニア』、『アラクニッド』などB級C級予算の巨大蜘蛛ものがどれもB級ファン満足度20%、失望度80%の酷い成績ばかりだったので、これはかなり比較対象作品において得をしてると思うけれども、それでもかなりイイ点つけていいと思います。85点くらいか。
こういう作品をヴィレッジ・ロードショウ社みたいな会社が作るのってずるいよなあ。
『トレマース』が余りにいい出来過ぎて、〜95年位までB級巨大モンスターものが作られなかった様に、暫くは大作予算での同種作品って出来ないんじゃない?
B級が得意としてるルーティン展開での面白さ、そこに生じる必然的クライマックスの見栄の切り方、個性的キャラ同士のぶつかり合い…全部優等生的にこなした上で、美人保安官のノーブラタンクトップで金曜九時・TV前のお父さんも大喜び。
あ、ちなみにタイトルがそれは明示してるけれども、この作品にオリジナリティなんてありませんよ。そこを突っ突くひとが居るとしたらかなり精神年齢が低いお方かと…。
原題は『EIGHT LEGGED FREAKS』。カッコイイ。


あと、今日はイタリア勢によるサンフランシスコロケのSFポリスアクション『ライト・ブラスト』('86)なる作品を観た。何か大学クビにされたマッドサイエンティストがレーザー光線で人を溶かして市から金を脅し取ろうとする映画。さすが非アメリカ人監督だけあって、サンフランシスコの名物をきっちり観光感覚でシーンに取り入れ、勢い余って何故かホワイトハウス前の銀行(そんなとこに銀行が…?)での強盗事件にSFPDの警官である主人公が対応している。でもこの映画、市警とFBIの確執とかも描いてるので警察活動の事実関係に関しては適当やるとは考えにくい。そうか、アメリカ国内では僕らの知らない間にホワイトハウスが増殖してるんだ!ブッシュめ!イタリア商業映画を舐めるなよ!
人が溶けるのは2シーンしかなくてちょっと拍子抜けだけど、「あ〜っ」って叫ぶと口の中に入れた綿飴みたいにシュッと溶けちゃうのが諸行無常感たっぷり。
ジャケットはこんな感じ。

所でジャケット上のウリ文句って、「それは市街をも破壊する…もしかしたら言葉さえ!」って訳になるんだと思うけど、これWORDってWORLDの間違いじゃないの?
どちらにせよライトブラストはそんな破壊力のある代物ではありませんでした。そういや本編中誰もあの武器のことをライトブラストって呼んでなかったな。呼んでやれよ。


明日、藤沢に帰ろうと思っている。