A TALE OF TERROR

hellbeyond2005-06-06

本当にあった恐ろしい物語。
ていうか本日発生。


今日は久々に藤沢からの出勤。とはいえ別にスタッフルームでやることもないのでゆっくりと大泉へ。
着いたらまず部屋に荷物を下ろし、洗濯機を回した。
明日から1週間ほど河口湖ロケなので着替えが必要なのである。
干す。快晴。今日は湿度もそこそこ高い。
ルーム経由でビデオ屋。オークション用に何本か購入。
『激突!!'88』とか『ミスモリソンの不思議な体験』とか『シュア・シング』とか。
で、帰宅。
すっかり乾いた洗濯物を取り込み、畳む。無心に。Tシャツが何枚も重なって山になっていく。
…違和感。
そこそこ気に入ってる青いTシャツ。その裾のあたりにうす黄色い染み。
いや、染みではない。立体感がある。そしてたしかな存在感。
顔に近付けて良く見る。
それは、シャー芯の先ほどの、ごく小さな黄色い粒たちだった。
恐らく百個くらいはあっただろうか。小指の第一関節から上くらいの面積に密生している。これは何だ。
考える。一秒と半分くらいが流れる。


…(悪寒)卵!?


何の卵か考えるのは止めた。考えたくもない。あっまた考えてる!
…うう、嫌な夢見そうだなあ。


『フライングハイ』のズッカー久々の新作、『最新絶叫計画』を観た。
取り敢えず面白いとは言っておく。
その上で、やはりもうこの人がアメリカの笑いの中核だった時代は終わったのだ、と実感。
ラストは一作目(元ネタは『ファイナル・デスティネーション』)を踏襲し、しかも本編中にちゃんとラストのネタの為の伏線が張ってある。
そういった「基本的に映画ファン」である姿勢っていうのは、このシリーズのように「突発的で前後関係を感じさせないギャグ」だったり「ウィットのない下ネタ」中心の作品、要は子供っぽいコメディにおいては、映画自体を重くしてしまうように感じた。いや、決してテンポが悪かったり中だるみするってわけじゃないんだけど、例えば再見の際に一作目と並んでいたら、気軽に観たい観客(=コメディを求める観客)は一作目を手に取ってしまうだろう、ということ。
ニールセンおじさんの元気な姿(でも声がフガフガになっててちょっとショック)、歌って襲えるマイケルそっくりさんには拍手。あと気になったのは、今までの作品に比べてちょっと笑えないギャグの比率が高くなってしまったような気が…。


あと『ボーイズ’ン・ザ・フッド』を初めて観た。今さら。
アイス・キューブ信奉者たちの存在する理由を何となく理解。カリスマ性はあるよなあ。アニキっぽい。
作品自体について言うと、メッセージをハッキリと言葉で打ち出しながら、諦めたようにエンターテイメントで盛り上げるジョン・シングルトン節に「大人」を見た。
『シャフト』はそれが更に進んで、エンターテイメントに一回振り切ってから返す刃でメッセージを斬り付けるような達人技を見せていた。(自分でもなに言ってるか良く判らない)希有な監督だと思う。


明日は10時出発。
もう1本くらい映画を観たい気分。
今寝たら、絶対夢に見る。
あのきいろいつぶつぶを。