MONSTER SQUAD.

hellbeyond2005-07-19

『羅眼』に最後の音を乗せる傍ら、部屋のテレビで『ドラキュリアン』を掛ける。
ホントに夢のある映画である。「怪物をかっこいいと思って何がいけないんだ?」そのとおり!


この映画は大作が拾い忘れている人々、例えば苛めっ子を挫く番長(でも成績が悪くってやっぱり職業訓練コース)などの「郊外の住人」に対してちゃんと映画的な目を向けていると思う。
B級映画は金がない。だから某マイケル浜作品みたいに毎回カリフォルニアロケって訳には行かない。
これにより意図しなくとも描くのは上記のような人々ということになる。B級の存在意義を再確認。
フレッド・デッカーの『クリープス』を観た人の中には正直この監督のB級映画好きっぷりが鼻についたひとも多かったのではないだろうか。B級へのオマージュと謳ったところであのラストの陳腐さは言い訳しようのない所でもあるし。
でもニ本目のこの作品では、極限までB級の楽しさを突き詰め、洗練された「ハリウッド的決めポーズ」「同決めセリフ」をまぶした監督の「どう?B級も楽しいでしょ?」って顔が目に浮かぶようである。
原題『MONSTER SQUAD』。ラストでセリフにもなるんだから、邦題はもう少し考えて欲しかったなあ。DVD発売時には改題して欲しいものだ。


『羅眼』は滞りなく完成。


夜。
今日も床について2時間程で目が醒めてしまった。このところ体に変な癖がついてしまって、睡眠時間が全く不規則になりっぱなしである。
起きると口の中が無性に乾いている。生憎冷蔵庫にはポカリしかない。
しょうがないので久しぶりに真夜中の近所を歩く。200m程離れた自販機。ホントは麦茶が飲みたいけど、それだと500mlのボトルになってしまう。ワンサイズ下のお茶のボタンを押す。喉をすべっていく清涼感。
飲みながらとろとろと歩いた。100mほど歩くと後ろから「ガタン」と音。振り返るとさっきの自販機の前で缶を取り出す人が見えた。
変なデジャヴ。もしかしたら自分もこんなフウに誰かに見られていて…。
考えるにこのプチ不眠症は日が高い内にしっかり業務をしていないからではないか。明日の昼間は図書館に赴いて脚本のリサーチを行うことにしよう。