UNDER THE SAME MOON

『同じ月を見ている』初号を観てきた。

深作健太監督の『バトル２』を観た方は頭から敬遠したくなるだろうけど、土田世紀作初映画化、窪塚洋介カムバック、CGをほぼ使わないで再現した火災シーン、以上に何がしか惹かれるところのある人は取り合えず劇場で観ることをお勧めします。
自分的には『GONIN』以来心酔している編集技師、川島氏の名編集（今回は弟子の須崎氏と共同編集のクレジット）を観るだけでもその価値はあるかと。
健太監督は現場で見てて人間的にもそうだと思ったけれど、出来上がったこの作品にも一本筋が通ってると思う。『バトル』は変なとこに筋通してたから誰にも感情移入されずだったけれど…。
今回は訴えるテーマもずっと普遍的なことだし、なにより前作より肩の力が抜けて、普通のシーンが普通に情緒的に撮れてる。
個人的には久保田某の主題歌が全然的外れだったけども。

初号終了後のお疲れ会で、自分は川島氏の正面の席をゲット。
思いのたけをブッつけて参りました。持ってたノートで『MACTO』『羅眼』の予告を披露。『羅眼』は結構誉められましたッス！

と、ここまで読んで「お前、免許合宿は…？」と思った方もいらっしゃることでしょう。
とあるプロデューサーから「ホラーに詳しい助監督を探している」と電話が入り、またも東映作品（園子温監督のホラー！）の助監督をすることになったのであります。
…というわけで大島合宿はキャンセル。
今回の作品、目指すところは『ブロブ』。
がんばります。

あっ、免許は取り行きますよ。冬には絶対…。