sorry to be late.

hellbeyond2005-09-19

初めて『ニューヨーク1997』を観る。


うう…(感涙)
最高である。
勿論スネークもいいけれど、ハリー・ディーン・スタントンやその妻役のエイドリアンヌ・バーボー、あとアーネスト・ボーグナインが良かった…儚げで。それは、彼らが死んだ後の姿をフィックスでちゃんと画になる捉え方をしているからだと思う。駄目な映画って、人が死んでも死にっぱなしというか、死んだキャラクターに観客が思いを寄せる間が無いと思う(ex:『黒の怨』)。


ジェームス・キャメロンの作ったポリゴン画像は確かにどう観てもCGだし(本当はミニチュアにネオン管をつけて撮影したらしい…素晴らしいアイデア!)。
登場人物たちの死に様は『エイリアン2』っぽいし、照明、音楽は『ターミネーター』的だし…キャメロンの先輩に対する敬意がよっく伝わってくるなあ。
ビデオを巻き戻しつつ本棚の『ジェームス・キャメロンの映像力学』を手に取る。
ちょっとだけ、中学生時分に戻った気分。


夢がある映画をもっと!
統制された娯楽なんていらねえ!