曇り空だとしても自転車を

hellbeyond2006-06-08

 一日おいて、今日は大泉に帰る。
 昨日は藤沢で一晩を過ごした。今度の長野の撮影で千曲川落ちがあるため、助監督二人が水着用意になったため、昨夏から地元に置きっぱなしの海パンを取りに帰ったのである。前回この水着に足を通したのは…この日記にも書いたが小田原の海に行ったときである。あれ以来、自分はずっとあの場所に焦がれている。結局去年は一回しかあの場所に行っていないが、なに、実家から行けば日帰りでも十分楽しめる距離だ。今年はもっと何回も、自分に触れてくるものの多い風景を見たい。そう思う。


 部屋に着くと、部屋のポストを一杯にしているダイレクトメールの中から、自分に意味のある郵便だけをより分ける。
 とても優しい郵便が一通、そしてパンク野郎YAMASHINGから暑中見舞いが届いていた。
 しかも、本文を読む限りYAMASHINGの手紙には茨城のサーキットを二輪で疾走する彼自身の写真をが貼り付けてあったらしいのだが、それがあるべき場所にはそれが空しくなった後の空白があるばかり。
 暑さで糊が弱ったのか。携帯メールで謝意とその旨を伝えることにする。


 夜の作業の前に気晴らしにと、田無付近まで自転車を走らす。保谷の付近で、また子猫を見る。
 車道との間にフェンスも何もない駐車場の入り口で、頭を地面に擦り付けるようにして、おそらく誰かが置いていったのだろう何かを懸命に口に入れていた。
 くそ。
 どうしてわざわざこんな場所に食べ物を置くんだ?
 轢かれろ。って言っている様なものじゃないか。
 季節柄なのだろうか…子猫をよく路上で見かける気がする。
 思いがけず貰った郵便のせいか、
 15日間も見慣れた場所を離れることに、ついに実感がわいてきたのか、
 今日は気分がなんだか不安定だ。


 明日は久しぶりに、『羅眼』プロデューサーの鈴木氏と打ち合わせ。
 そろそろと思い、gryewも引き合わせることにする。