Destroy the Creature

　今朝、目覚ましに『ビジター　フロム・マース』（'96）を観ていたら、キャストの中にライアン・フィリップの名前を発見。こういうスターが嫌う過去出演作を発見するのってB級ファンの楽しみ。ストーリーはクソ／クリーチャーの造型は（大作の物真似ながら）秀逸という'90年代B級の典型な一作なんだから、こういう付随要素があるだけで、作品の価値（そして何となくの満足感）はぐっと底上げされるってモンだ。しかし、この作品をリリース当時に観たけど、将来のスターを感じさせる人材は見当たらなかったような気がする。
　今回は吹替で鑑賞。こういう無名作品でも真面目に演技する声優の方々、ホント尊敬する。なんの揶揄でもなく。どんなB級でも（『サイボーグコップ』シリーズさえ！）一応吹替えのリリースがあったものだが（それはDVDの登場で更に顕著に）この当時は声優の絶対数が少なかったためか、殆どの作品で聴き慣れた名声優たちの演技が聴けたものだった。字幕より吹替えのほうが面白い映画って埋もれてるが実は多い。本作や『アドレナリン』『フォートレス』なんて作品は吹替のほうが絶対に面白い。

　今日の画像は『ビジター〜』のID4型エイリアンにしようと思ったけど、見つからないので同様にクリーチャーの造型以外魅力の無い『エイリアン　フロム・ダークネス』にしようかとおもったけどそれも無い。デミ・ムーアが無名時に出た『パラサイト』（'81）の海外版ジャケで勘弁。