びっくりつまらない

hellbeyond2007-02-23

 特撮の父、オブライエンの『黒い蠍』を観る。


 酷い。
 本当に酷い。
 初期の特撮映画の悲劇は、本編部分の監督が特撮に興味を持っていないこと、そして逆に特撮監督がお話を転がすということに無関心であったということだろう。
 それはハリーハウゼンにしても同じで『シンドバッド』シリーズなどシーン個々で言えば十分印象的で完成度も高いが、全体を通してみると退屈極まりない「お話」である。
 本作『黒い蠍』は後半の洞窟内が見物だという。未だそのシーンには至っていないのでそれに賭けてみることにする。


 それにしても、アップ用の蠍とモデルアニメの蠍の動きが違いすぎ。