夢の扉の奥深く

hellbeyond2007-03-22

 さて、引き続き江戸中期時代考証が続いている。
 今日は八丁堀三丁目の江戸初期寺院遺跡から出た卒塔婆の写真を撮りに晴海の文化財倉庫へ。
 そして連絡してみて許可が出れば神保町の古本屋に和書の写真を撮りに行ってこようと思う。


 ところで一昨日、北米のAMAZONで注文していたDVD二枚のうち一枚が届いた。
 英語でのネット購買は初めてである。日本のアマゾンとサイトの構造/システムがほぼ同じなのが決心を固めた。そして勿論気に入った商品があったからでもあるが。
『Beyond the dream's door』
『Xtro 2』
 以上二点のうち一昨日届いたのは前者。
 これはホラーに目覚めた小学校低学年時分から現在まで鑑賞した作品中、最も自分の生理に近い編集テンポ、ダブルミーニングな台詞を随所に配した脚本センスを持った米国製自主映画。日本で'80年代に徳間から出たビデオの邦題『ヘルビヨンド』は、現在まで自分のハンドルネームとして利用させてもらっている。
 このDVDは監督自身が監修し、メイキングや削除されたシーン、短編集、サウンドトラック集などかなり満足度の高い収録内容。オーディオコメンタリーではかなり自慢気な監督の物言いが鼻につくものの、制作当時は難解な哲学趣味(思想、というにはお気楽に過ぎる)も持ち合わせていたであろう監督が現在ではホワイトトラッシュに照準を絞った作品作りに徹せるほどの「凡映画人」になってしまった現在の状況がにじみ出ており興味深い。
 日本製プレイヤーでも視聴可能であること、(多少余計な効果音を新たに加えてあるが)どうやら本編をカットせず収録したことなど考え合わせると、20ドル弱の価値はあった気がする。
 ちょくちょくAMAZONは利用するかもしれない。