ペット・セメタリーを思い出した

hellbeyond2007-06-18

 作品『アバンダンド』脚本執筆は好調。
 本日は病院ものなら最近はこれだ!とI先輩もオススメの『機械じかけの小児病棟』を観る。


 霊の支配する領域と、主人公の普段の生活域の近さが絶妙。
 その関係を崩すようなシーン…主人公の住む部屋(どうやら病院内に寝泊りしているようだ?)、病院外の世界の描写を最小限に留めたのが功を奏している。
 この監督、激駄作『ダークネス』でも、『セッション9』並みの腰砕けラストが衝撃的な『ネイムレス』でも、恐怖の核となる「暗闇」やら「宗教」やらの目的とその行動がちぐはぐ且つ思いつきに溢れていたため、自分的には避けて通る名前となりつつあったのだが、本作では同種の問題は霊体の行動範囲、その暴力の向う対象、そして力加減のバランスが微妙に悪い程度に留まっている。
 『サイレントヒル』にも感じたが、人は成長するものである。