オーバー ゼア デッドボディ

hellbeyond2010-01-20

 イギリス以外の国では中々デジタルメディア化されないモンスター/ゾンビ映画、『デーモンの嵐』を輸入して鑑賞。が、結局4:3のトリミング版である上に画質も良くない。
 怪奇風情も特殊メイクもテンポも上々な初〜中盤から急転直下、主人公が奇形のウルトラマンみたいな形相の魔人に変身し、唐突に宙を飛ぶ終盤の空っぽ感が激しい虚脱感を催させるこの作品。完全版の発売を望むファンも少ないのか。商売にならないってか。
 本作や『ビジター フロム・マース』など、前半と後半の落差が激しい作品ほどDVD全盛の昨今において忘れられている傾向にある。寧ろ全編が御糞な『ダーク・ユニバース』なんかは平気で出てるのに。激しい落胆の記憶がファンや販売担当者らのトラウマになってるのか。
 勿体無いことではある。
 そういう息切れ映画たちからも、学ぶべきところは沢山あるように思うが。