隔離が物語を減速

 「蛾」がひとまず自分の納得の行くレベルまで達したので、残るは車消しカットに残った消し跡消し(ややこし)と、エンドロールのスピード調整。
 いよいよだ。本当にいよいよだ・・・。

 『クアランティーン2』前半の飛行機描写に、自分が『デッド・フライト』に期待して得られなかったものがほぼ全て入っており、堪能する。
 後半になって舞台が閉鎖された空港(の、バックヤード=ここが問題)に移ると途端に興味がダウン。前半打っていた伏線の殆どが機内においてのみ成立するものだったからである。無駄に舞台を拡大する必要は無かったのでは?見たところ飛行機はセットを作ったようであるし、ここだけで十分面白かったはずだ。『デッド・フライト』の失敗に恐怖したのか?あの作品の問題点を分かっていたのなら、本作にとってそれは杞憂だということは自明のはずなのだが。
 飛行中の旅客機という設定は十分に「隔離」的なのだ。タイトルそのまんまの状況を無理に設定しなくても良いのに。
 ううむ。後半どうしよう。観ようか観まいか(どうせ観る)。